小児科
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こちらのページでは当院で対応している疾患の一部をご紹介いたします。
子どもは成人とは異なり、日々成長し発達していることが特徴です。年齢や発達段階より子どもの病気の種類も異なります。また、成人にはない子ども特有の数多くの病気も認められます。小児科では、子どもの内科系疾患すべてを診療しているため、個人に合わせた細やかな診断や治療が必要になります。
お子様の健康のために尽力します。
風邪症候群
風邪症候群とは、急性上気道炎とほぼ同じ意味で使われます。鼻水やのどの腫れ、痛み、発熱などの症状がみられる疾患の総称と考えてよいでしょう。
乳児期には1~2ヶ月に一度くらいは罹患すると言われ、原因のほとんどはウイルス感染です。ウイルス以外ではマイコプラズマ、A群溶連菌、百日咳菌などが小児で多くみられます。通常は対症療法で2日から7日程度で自然軽快します。一方、免疫力の低い乳児期では、RSウイルス感染などが原因で入院を要するなど重症化したり、喘息症状が長く続いたりする場合があります。お子様が小さいうちは、軽い風邪と放っておかずにご相談ください。必要に応じて専門医へ紹介もいたします。
感染性胃腸炎
俗にいうお腹の風邪です。嘔吐や下痢、発熱を主な症状とする疾患で、その原因は季節によって変わります。大きく分けると、夏は細菌が、冬はウイルスが主体となります。夏は食中毒が増えますが、その多くが細菌によるものです。ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、サルモネラ菌、ウェルシュ菌などがあります。冬の代表といえばノロウイルスです。ノロウイルスの流行時期はインフルエンザより少し早く、毎年10月から1月くらいがピークとなります。しかし、夏にノロウイルスがいなくなる訳ではなく、年間を通じてうがい・手洗いの励行と食品の取り扱いに注意する必要があります。
小児、特に乳児は、嘔吐や下痢で容易に脱水症状となりますし、ご家族にも感染が拡大してしまいます。早めの受診を心掛けましょう。
予防接種
当院では、定期予防接種および任意予防接種を行っています。ウイルスや細菌が原因となる感染症の中には、症状が重篤になるものや伝染力が強いものがあります。一方、これらの感染症はワクチン接種することで発症を防いだり、仮に発症しても重篤化しにくくなります。お子様個人のみならず、家庭や保育園、学校または地域における流行の防止が免疫の維持にもつながる、とても大切なことです。定期予防接種は種類や回数も多くなり、特に1歳を迎えるまでの予防接種はしっかりと計画を立てて漏れなく接種することが望まれます。当院では、一般の診療に優先して予防接種と乳児健診を行っております。接種スケジュールのご相談もお受けしますので、お気軽にご連絡ください。